一般的なリアルカジノと違いオンラインカジノは、本物のディーラーが相手をしてくれるライブポーカーなどの一部を除き、アプリケーションによって行われるゲームは一定の還元率が設定されています。
例えばスロットマシンであればプレイ回数に対して全ての出目が7になる大当たりが出る確率が決まっていますが、アプリケーションの仕様、曜日や日時、台によって変更する設定などが影響します。

いくつかのオンラインカジノではユーザーに対して数値が公表されているケースがある

これがあるからこそ台の特性に一定のバラつきが生じ、オンラインでありながらも、まるでリアルカジノに入場したかのように台を選んだり攻略する臨場感溢れる楽しみを広げることに繋がっています。
多くのゲームでは普通にプレイしている間はその還元率は自身で試行して統計を取るしかなく、そこまでの作業をしないのならその台は当たりなのか外れなのか、流れは来ているのかなどは感覚的に判断する以外にありません。
その一方で、いくつかのオンラインカジノではユーザーに対して数値が公表されているケースがあります。
オンラインカジノを開設するには本拠地を置いている国からライセンスを取得する必要がありますが、その中でもマルタ共和国とジブラルタルでは法律により還元率の公表が義務付けられています。
また、ゲームを開発しているメーカーによっては元々還元率をはじめとする詳細な仕様を公表しているケースもあります。

オンラインカジノの公式ホームページから分かること

オンラインカジノの公式ホームページでは、どの国や組織からライセンスを取得しているのか、どのメーカーのゲームを採用しているのかなどを確認することができるほか、そのページにはユーザーに安心安全なプレイ環境を与えることに尽くす旨が宣言されています。
還元率の公表が義務付けられている国からライセンスを取得している場合には、ゲームのヘルプなどに説明があり、どの出目になったらいくら還元されるのか表記されていることもあります。
それらの運営会社の多くは、ライセンスの取得だけではなくさらなる信頼を勝ち得る目的から定期的に第三者機関の監査を受けています。
一例をあげると、ユーザーがジャックポットを引き当てて一獲千金を実現した後でクレジットを引き出そうとした時に、運営会社に資金が無いために支払う金額が無いということになれば信頼関係が失墜します。
それを防止するために経営そのものが健全に行われているのはもちろんのこと、賞金用のクレジットを会社の運営とは別口で用意することを義務付けるなど財務状態が厳しくチェックされます。
さらに不当に当たりを少なくしてユーザーに損をさせることを禁じるなど、フェアーなゲームが行われていることも審査されます。

第三者機関の役割について

そのような項目を確認している第三者機関では、公式ホームページにオンラインカジノの運営状態や取り扱っているゲームとその還元率が掲載され、フェアーな設定のゲームと認められると合格が与えられます。
これらの取り組みは健全な経営とプレイ環境の提供として役立つだけではなく、あらかじめ数値がわかることでビギナーなユーザーができるだけリスクを少なくして楽しめるゲームに出会ったり、逆にエキスパートなユーザーがさらなる勝利を目指したり、その日の負けが込んでいればそれを取り返すために最適な台を探すなど戦略的にプレイしたいゲームを選択するための貴重なデータとしても活用できます。
元々はライセンスの付与を行う国の法律や第三者機関のガイドラインとして制定されたものでしたが、思わぬところでユーザーの楽しみを広げるための副産物となりました。
このようにオンラインカジノを思う存分楽しむなら、さまざまな数値が公表されていることで、あらゆる面にメリットがあるサービスを選ぶのがおすすめです。